詩的なところから起き上がる気分。


・最後から途中まで



バイバイ。
それじゃあね。



紙面が尽きちゃう。
時間みたいに,



お願いみたいだね。
これはそういう,
交換みたいに叶えて欲しい。
大切に着て欲しいし,大事にして欲しい。
返すことに関して書かない。
だから,
着た後だって,悪くなかった。
着ることが出来ていたし
譲ること,決めてみた。
けど,
固めの襟も。
ポッケに住んでる犬が好きだった。
あのシャツ。
色は薄いブルーの,ボタンは一つ違うだけの,
着心地良くて,だからよく着て
けれど,
取るには向かない,あんな形してる。
肩周りが狭くて高いところにあるものを
ほら,
(そうだっけ?と,袖口直す仕草を思い出すけど。)。
思い出していたら嬉しいと思う事実
シンプルな,借りパクの事実。
覚えてないと思いもする
それは,
でも結んで書く。
もう,書かれた後になるはずだから。
書かかれたものを読むのは
相談するのは変なことなんだろう,
読んでいるアナタに
どうしたいか,なんて
どうしようか,なんて
この手紙の,最後の結びに
聞きたくなるのは,
でも ね?






でも ね?
聞きたくなるのは,
この手紙の,最後の結びに
どうしようか,なんて
どうしたいか,なんて
読んでいるアナタに
相談するのは変なことなんだろう,
書かかれたものを読むのは
もう,書かれた後になるはずだから。
でも結んで書く。
それは,
覚えてないと思いもする
シンプルな,借りパクの事実
思い出していたら嬉しいと思う事実
(そうだっけ?と,袖口直す仕草を思い出すけど。)。
ほら,
肩周りが狭くて高いところにあるものを
取るには向かない,あんな形してる。
けれど,
着心地良くて,だからよく着て
色は薄いブルーの,ボタンは一つ違うだけの,
あのシャツ。
ポッケに住んでる犬が好きだった。
固めの襟も。
けど,
譲ること,決めてみた。
着ることが出来ていたし
着た後だって,悪くなかった。
だから,
返すことに関して書かない。
大切に着て欲しいし,大事にして欲しい。
交換みたいに叶えて欲しい。
これはそういう,
お願いみたいだね。



時間みたいに,
紙面が尽きちゃう。



それじゃあね。
バイバイ。



・はんたいな



風船が落ちて来た。
信号は変わらない。
屋根はまた家出中。
夕日は今日も昇る。


また短くなった茎。
花弁が眠りにつく。
日記がまた減った。
消しゴムは増えた。




また一つ忘れたら
もう一つ覚えてる。
未来は盆に返らず
過去は健やかな香。


足音が先に行って
足跡が出遅れてる。
後ろ向きで迎えて,
前向きで見送って。


朝日は早く沈まない。
挨拶は遅くなくちゃ。
帰りは明るい時分に。
暗いうちに発つため。



オヤスミで起床する。
オハヨウで夢を見る。




・せっとめにゅー



天にも昇る気持ち。
ストンと落ちる恋。


気持ちが大事だって。
でもその値段は大事(おおごと)。



言葉にしない嫌いは
好きばかり言わない。




野菜ばかりではない。
肉ばっかりでもない。



偏ったりしては駄目。
一途な心から揺れる。



ごちそう様は後から。
先に帰って,その後で。



ただいまを言わない私。
おかえりって口にする。

詩的なところから起き上がる気分。

詩的なところから起き上がる気分。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-05-19

Copyrighted
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