碧色《そらいろ》の誓い

いつか私が大人になって行っても
新しいもの 美しいもの見たときに鼓動に感じる
瞬くようなきらめきを忘れたくないな
いつか書き綴っていた日記 まだ机の引き出しの奥にある
そして今日また新しいページが繰られて行く
君が去り際に言った言葉 いつまでも忘れないよ
大人への階段がむしゃらに駆け上がって
そしていつか私達は青春を失ってしまう
でもその失う時間の中で過ごすことが青春なんだ
そうさ、いつまでも忘れないよ
きっと誰かの大切な思い出を守れるように

自分という殻の中でどれほどの人が迷い、戸惑い、傷ついているの?
君が居なかったらきっと 私はいつまでも悲しみの中で
私はこの世界のすべてを照らす光になりたい
握る拳は羽根になり 私に願いを叶えるための翼をくれる
誰もが同じように解り合って 争うこともなく
本当は誰もがありのままに優しさの海に浮かんでいたいはず
神様はいつでも現実しか突きつけて来ないけれど
きっともっと大切なものがあるんだ それは確かなもの
君のあの青く澄んだ瞳もきっと同じ事を考えている
あの約束、忘れないよ いつも私達の未来に光が射しこむように……


〈ソラ〉──私達が目指す、いつか辿り着く未来。

碧色《そらいろ》の誓い

碧色《そらいろ》の誓い

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-05-03

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