五十歩百歩

過ちとは、時間が経つごとに、認め辛くなるもの。

五十歩も百歩も大差はないと言うけれど

五十歩逃亡して、過ちに気付く者。

百歩逃亡して、過ちに気付く者。

逃亡の足を、一歩踏み出している者。

この三つの状況に、格差がないように見えても、確かな序列は存在する。

早めに過ちに気付いた者が、遅れて気付く者を叱責するのは自然であり。過ちに気付いた者が、過ちに気付かない者を叱咤するのは当然だ。

だからこそ、失敗を幾度となく味わい、そこに気付いた、人生の先輩は偉大なのである。

そして、最も蔑むべきは、自身の失敗に全く気付くそぶりのない、人生の逃亡者である。

五十歩百歩

五十歩百歩

本当のダメ人間ならば、数万歩を超えていても、足は止まらないだろう。

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-04-06

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