雪食む烏 如月瑞希(きさらぎみずき) 黒く濡れ羽を光らせて真白き雪をくちばしに食えども腹に貯らない呑めども喉に障らないそれでも烏は雪を食むあまりの腹の寂しさにそれでも烏は雪を食むあまりの胸の冷たさに 雪食む烏