思いつき短歌 Vol.5
孤狼が原
冬風の導きありて
北の空
剣携え旅人は
己が道を今日もゆく
ころうがはら
とうふうのみちびきありて
きたのそら
つるぎたずさえたびびとは
おのがみちをきょうもゆく
【プチ解説】
晩秋の朝。木枯らしが吹きつける寒空で、ライトノベルの原案を考えていたら生まれた詩です。孤独な狼が歩くような獣道の原っぱで、曇った北の寒空の下、一人の長剣を帯びた旅人が歩いていく。ただ目的もなく、しかしそこに旅人の意思(アイデンティティ)だけはしっかりと存在する。
『何も意味のない人生だけれども、あなたが生きようとすれば、きっと報いは返ってくる』。この心が少しでもお伝えできていれば嬉しい限りです。
思いつき短歌 Vol.5