貴女に 小池竜太 貴女は、僕を知っている。ところが僕は、貴女を知らない。貴女は時々、僕を見ている。ところが僕は見ていない。美しい青空の向こうには、とんぼが、のんびりと飛んでいる。いつの日にか、またここで····· 貴女に