Moonlight

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【★更新が進行中。よろしければ最後までお付き合いください。まだまだ未完で、一回の更新文字も200文字前後と少なすぎですが、たまに思い出した時に来てもらえると嬉しいです★】

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Part 1

 斬る。
「グギャァ!」
 斬る。斬る。斬る。
「ガァッ!」
 妖異どもは叫ぶ。
 見れば、足元の泥は血溜まりにぬかるんでいた。
 しかし、心は満たされぬ。一向に満たされぬ。
 餓鬼たちの豆のような小頭を竜惣果のように斬り落とし、生臭い濁血をいくら浴びようとも。
——どうすればいいんだろう
 ふと空を見上げた。そこには青白い三日月が、私を睥睨するかのごとく悠と浮かんでいる。
——ヒナ
 私は再び真正面に目を向けて、群がる餓鬼に突っ込む。
 ——今夜は血の中で眠ることになるだろう。

Part 2

 翌朝。
 マインヴィア城下町の早朝の薄霧の中を、一人の黒い重鎧の騎士が歩いている。
 長い金髪と、透き通るような碧眼の女。一見端麗な貴族出のお嬢様にも思えるが、その実、この者は孤児であり、今までもう一人の相棒と二人組を据えて世界を旅していた。——今は一人きりだが。
 女の表情は明るいとは言えなかった。むしろ、人によっては心がこもっていない人形にも見えてしまいそうだ。

Moonlight

Moonlight

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-10-09

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