背中合わせの日常
背中合わせの日常
刺激と平凡が交錯する
底なしの欲望 果てなき理性
気分は分単位で乱降下
憂鬱と感じたら高揚
高揚と感じたら憂鬱
茫漠とした無味の平穏の裏には
凄まじい解放の酩酊がある
表裏一帯は
緊張という糸でつながれ
繊細な調和でつり合っている
何もかも壊して
思うがままに行動し
新鮮という情動を感じながら
生きている瞬間を留めたい
でも
何も起こらないルーティンワーク
このつまらない平常を手放したくもない
私はどちらにも選べぬまま
どちらにも染まれぬまま
中途半端な表裏を抱えながら
日常を生きている
背中合わせの日常