FOR FUTURE

 幼い頃瞳に映ったクリニックの待合室

 あの光が忘れられない

 2006年

 人々の未来予想図

 過去にもならなかった想像の世界

 破られた約束

 そんな約束最初から無かった

 と誰かが言った

 誰もが目を瞑った

 残酷にも塗り替えられていく

 この現実によって

 鉄臭い街

 アスファルト

 淀んだ雨の匂い

 瞳の裏に反射する

 青空

 澄んだ水滴

 新緑

 あの色はもう見れないらしい

 記憶の中で

 褪せるのを待つだけ

FOR FUTURE

FOR FUTURE

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-08-09

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