まわる/オストリッチ・ポリシー/ざばり
<まわる>
まわる
小さなひまわりみたいに
まわす
好きな色が出てくるまで
ほしい気持ちをカプセルに替えて
空きっぱなしのテナントを埋めて
画面の外でもハンドルをひねって
私たちが好きなマゼンタの看板は
なんでもできる場所の目印だから
きっと皆も、どこにも行かないね
まわる
七色の点滅するライト
まわして
蓋をした瓶詰めの執着
どこにもないもう一回を探してる
ありきたりなシークレットよりも
彩色ミスのあの子がほしかった
<オストリッチ・ポリシー>
今月もあっという間でしたね 新しいあいさつ
二十四時間の三分の一を惜しんでみたら
水と塩でできた身体を 上手く動かせなくなった
冷房と太陽光とで 交互浴して倒れてる
思考がぬるんで、ぬめって、ぬかるんじゃって
化学物質は 悲しさばかりを生成している
服を着てリカバリー、入浴剤でメンテナンス、
身体のどっかを電子基板に置き換えていたら
オニユリの花が 落っこちました。
オストリッチ・ポリシー
世界をおしまいにするのは案外安上がり
「立派な絵師になるために、水脈を三つ四つ消し去りました」
洞窟魚たちにも顔向けできないから
頭にアルミホイルを巻いて、虚構を好いて踊ってる
ヘルメットなしで車道をチャリでかっ飛ばして
若気の至りよどうか死語になれ
逆張りだって結局は 顔の見えない誰かの意思
スクロールするスクリーンの支配
生まれ変わるなら あのコインランドリーがいい
絶対一人ぽっちにならないと分かっているから
匿名希望の渦たちと 夜を過ごすのです
<ざばり>
うっとうしいみたいな、梅雨の名残りの湿気をいちどきに冷やしてひっくり返して、森林火災をぴたっと止める想像をしている。体温をとっくに越えた最高気温だって喜ぶにきまってる、この身体がタンパク質のかたまりだって思い出す行為が後悔になる前に。それはそうと何だか10月みたいな冷えた空気がこちらには吹いていて、これはこれで不安になるよねって惑星に我儘を言ってみる。暑くなりすぎたり揺れたり水があふれそうになったりあなたも大変ですよね、昔のクレイアニメのCMを思い出しています、そういえば別のCMで使われてたフレーズのインパクトが大きくて“あいさつの魔法”って本題を今の今まで忘れてたの。がんばろう、がんばろうって言い合える人間とかいうのをまだ信じてみたくはないですか、よこしまなものに負けてもいいなんてこれっぽっちも思いたくないですね。アルコールも摂ってないのに管を巻いてる雰囲気が醸せたらコスパの良さで笑いが止まらなくなっちゃう、大容量の洗濯洗剤なんか目じゃないね。
ところでブラックサンダーって値上げした?
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