春色エプロン エピソード3 チャレンジャー現れるーーー!?

「葉子おばあちゃんが、倒れたーーー!?」



くるみの頭の中は、、混乱してしまった。
どうしよう、どうしよう、、もう、84歳だものね、、もし、このまま、入院でもするようになったら。。



その時、順吉さんが、「そうだ・・!」と言って、、、くすり箱から飲み薬を持ってきた。
「この薬だよ、、、葉子さんは、たまに、 気を失ってしまうんだよ、くるみちゃん・・。」


順吉さんは、優しくそう言って、、葉子おばあちゃんに、薬をのませると、、ベッドに連れていったのだ。


『もう、老人って訳が分からないなあ、子供と違って、あやすことも出来ないし・・。」


くるみは、たかがバイトと言っても、高齢の老人は、、いつ倒れるか分からないし、、
けっこう、大変なんだ、、、ということが、身に沁みて感じてきたのである。



『はあー、、夏のお手当に、つられたけど、、こっちの身がもたないわ。。』


ーー くるみは、ハンバーガーショップにいるーー



「ねえ、くるみさん、このポテト、美味しいですけど、、コーラも頼んじゃおうかな・・?」



ショボンとしているくるみの前で、元気にバーガーに食らいついているのは、若干、22歳の、、吉田あかねという女性である。胸がキュっとおおきくて、女性からも見てもうらやましいくらいに、



Tシャツを通して、盛り上がっているのが分る・・。

「いやだ、、くるみさん、私のどこを見てるの・・?まるでエロいおっさんみたいよ」
くるみは、「いかん、いかん、、」と思い、目の前の、チョコレートパイを食べることにする。



ーー 今日は 、くるみの、父方のいとこである、吉田あかねに会って葉子おばあちゃんの、様子を聞いてもらっているのだ。

と、言うのも、あかねは早くに父親をなくして、母と弟の3人暮らし。そのせいか高校卒業した後、看護学校に入り、、、もう、看護師として勤務している。



「へへへ、、そういう、おばあちゃんなんて、たくさん居るわよ、、」


あかねの話によると、、老人も80歳を過ぎると不安が多く、急に転んだり、倒れることは日常茶飯事とのことだった・・。

「えーー、これから、どうしよう、あと3週間もバイトで通わなっくっちゃ・・」
泣き出すくるみに、、、あかねは、、ホットコーヒーを差し出す。
「だいじょうぶよ、あと、3週間でしょ?距離をおいて、、、無理しないでね!」



くるみは、明るくてたくましい、あかねの笑顔に励まされて、、、そっと胸をなでおろしたのだった。


ーー 葉子おばあちゃんと銭湯へーー


今日の、木曜日は、葉子おばあちゃんが楽しみにしている、町の銭湯へ行く日である。


このことは、「バイトの要項」にも記載されていて、、
「本人が銭湯に行きたがったら、付いていってください、」と書いてある。


今日で、2回目であるが・・。

銭湯へついて、、葉子おばあちゃんが転ぶと危ないので付きそう、くるみなのだ。。



「ねえね、、くるみちゃん、お風呂ってあたたかいね!」
子どものように、はしゃいでる葉子おばあちゃん・・、


「ええ、そうですよね、お風呂であったまってくださいね」
そう言って、、くるみが、、銭湯の湯舟を振り返ってみると・・??


な、な、なんと、、、
あらぬことに、葉子おばあちゃんは、、80代ながらも、手足をおおきく伸ばして、

湯舟の端っこにつかまり、、泳いでいるのだ。。まるで中学生の水泳みたいに、、、手足をバタバタさせている。


『えつ? 葉子おばあかんって、、チャレンジャーなのね・・!」



くるみは、思わず、、心の中に笑いが込み上げてきたのだ、。ここは、お風呂で動画は取れないけど、、
もし、戸外だったら、SNSでアップしたいくらいである。



あと、葉子おばあちゃんは見知らぬ他人に話しかけ、長話をするのが、大の得意である・・。

「ねえねえ、奥さん、こんにちは!今日はいい天気ですよねーー」

同年代の、話しかけられた女性も、、最初はびっくりするが、いつのまにか井戸端会議が、始まっている。


「はああ、今日もまた始まちゃったよ、もう、40分も知らない老婦人と話してるけど。。」
いつも、待たせられるくるみは、もううんざりなのだ。。



『どれどれ、自販機でお茶でも買ってみようかなーー』

当の葉子おばあちゃんは、たまに外で話ができるので、嬉しそうに、、、自分の話をべらべらしているのだ。


ーーそれも、、、見知らぬ他人に、であるーー

人見知りのくるみには、、信じがたいことなのであった。

「く、くるみちゃん、、ごめんね、家に戻ろうか」



ずいぶん、待たされたくるみは怒ることもできずに、葉子おばあちゃんを、車にのせて帰途につくのだ。。



ーーー 「はい、くるみちゃん、これ、チップね!もらってくださいね」


年金を、多少多めにもらっている、葉子お婆ちゃんは気前がいいこともある。

「わあー、、、ありがとうございます!」

くるみは、、いただいた1万円札を、そっとかばんにしまうと、「まあ、こんなバイトもいいわね、、」と、にこにこ顔。


あ〜あ、あと、3週間・・。

葉子おばあちゃんが、ボケないといいけど・・。



くるみは、ホットコーヒーをのみながら、   先を案じるのであった・・・。

春色エプロン エピソード3 チャレンジャー現れるーーー!?

春色エプロン エピソード3 チャレンジャー現れるーーー!?

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  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-07-27

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