心底どうでもよくなった

たった一人で
困難だか絶望だかを乗り越えた先に
何事にも揺らがない強さを得るって
言ってたけどさ──

実際には乗り越えたのか
はたまた全く感じなくなったのか
わからないけど

俺という人間性が
どこかずれて歪んで壊れちまった

心にあるのは
紙より薄っぺらな虚無さ
心の情動と倫理観まで失った

それが二度と戻らないことだけは
わかっている

まあ単純に言うと
俺を含めたすべてのことが
どうでもいいってことだけさ

心底どうでもよくなった

……
……
……

そんな俺が唯一助言するならば
絶対に無理だけはするんじゃない
越えちゃいけない一線は
確かに存在するから

心底どうでもよくなった

心底どうでもよくなった

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青年向け
更新日
登録日
2026-07-26

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