事実のみを必要とする時間

カラーガイド〇〇〇〇〇
表情は?



シンプルさには隠れた厚味が潜んでいるだって!



あんたのジョークに付き合っている暇はない
こんな構成じゃ古すぎる


・ ・ ・



・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・




報告は以上の通りだ
何か付け加える事でも?



いや
ちょっとだけ昔の事を思い出してしまって


君らしくないな



・ ・



今、必要な事以外に、君の心は向けられている
そんな感じがする



あと〇〇分で目的地に到着する
そこに着いたならば、楽しい記憶もジョークも言えなくなる
事実のみを必要とする時間の中に身をおくことになる



君はデザイナーだったな



プロデューサーです
振付けを担当していた




君はこれから、自分の振付けをする事になる



それは楽しくはないですけどね・・



エイリアンが待ってる




ふふっ



一つ聞いてもいいですか?




・・・



暗い世界に待っている窮屈さに、ある人は平然と耐えた
それは終わりを見据えた諦めのようなものだったのか
それとも、別な何かをその人は持っていたからできたのか?




彼は彼だけの事実を持っていた
彼はその事を自らの指標としていた




「 機長 」
「 間もなく着きます 」



彼は自らを失わず、最後まで務めを果たした



「 機長 」
「 到着の連絡をお願いします 」



事実を知り、事実に逆らう事なく、状況をより良い方向に向ける事ができた



デザイナーの私には向いていない
デザイナーは詐欺師みたいなものですから


「 〇〇〇〇〇〇 」
「 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇  」



君は長い時間をここで過ごさなければならない
事実のみが君が頼りとすべき事だ




機長
またお会いする事ができますかね?




下に見える世界は、君を必要としている
それが君がここに来た理由だ



・ ・



おお・・
ビューティフル!




・ ・




最後のジョークです
でも・・
帰る時、そう言いたい




活躍を祈る



・ ・

事実のみを必要とする時間

事実のみを必要とする時間

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青年向け
更新日
登録日
2026-07-18

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