選ばれし武勲者たちは雷鳴のごとく
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全文保存版。未完。Bluesky版の進捗に応じて更新。
『ミリタリー』×『百合』ライトノベルを、Bluesky上で執筆進行中です。
予定2万文字以上。二週間〜一か月までには書き上げたいところです。
Bluesky @riribento
高校生。特に、その二年の夏。
この季節だけは、どんな文学作品でも、どんなアニメでも、どんなゲームでも、区別されて特別に扱われる。
実際そうなのだ、冬という、凍える空気と死んだ大地を切り抜け、あっというまの短い春を終え、次第に世界が色づき空気が甘くなっていく。
誰もが特別な季節と認識するのは、無理もない。
——そして、今年の夏は私にとっても非常に特別なものとなるだろう。
というか、どうして私の今は、こんなふうになってしまったのだろう——。
ガシャン——ガシャン——
真夏の真っ昼間、寂れた地方都市の全く整備されていない歩道を自転車で駆けていく。いつ転んでも分からないくらい、でこぼこな道で、まさにこの県のアイコニックな象徴性を表しているかのようだった。
チャリンチャリン
前に歩行者がいたので思わず警笛を鳴らしてしまう。本来は良くないのだが、田舎など、そのような厳格なルールも建前で終わってるのが現実だった。
……背中がずっしりと重い。それは精神的にも物理的にも、等しく言えることだった。
私の身長近くのケースを背負い、自転車を漕ぎ急いでいる。その重量は、優に十キロを超えているだろう。そもそも、中身が銃弾を含めて六キロはある代物だ。
どんよりとしている心の澱すらも抱えながら、私は学校に急いだ。
選ばれし武勲者たちは雷鳴のごとく
Bluesky @riribento
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