昼下がり

寝ずに命の砂がこぼれ落ちる
のを眩しいと思った。
砂浜に溺れ
引き潮に攫われるのを待ちながら、
痛がるのはもうやめにして
皮膚を寄付するたび、
細胞で感じる
めげずに病みゆくのもまたいのち。
蕁麻疹が痒み、
潮風と
食傷気味の気怠さに、
傷の治りが遅まってくつろげる。
眠らずに、
侵食する陽射しがやわらかで
透明、
ただ片栗粉を濡らす
隙間で寄り添って、
どこがどう好きなのか教えあうのもいのち

昼下がり

昼下がり

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-06-16

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