『愛してるから壊した訳じゃない』
その甘い声色で君が囁く
今手を下せば永遠になると
『愛してるから壊した訳じゃない』
アタシの愛情を疑いもせず
長い睫毛を伏せて何度も笑う
度数の高いお酒も今夜は
君を輝かせる小道具になる
シンプルなネイルが好きって話
前にも聞いたけど知らない振りをして
彼のどこが良くて悪いかなんて
別に興味はないけど相槌を打つ
淡々としているようで心の内は
燃え立つ暗い炎が渦巻いて
今にもふたりを呑み込みそうよ
さっきから煩い最新曲より胸が騒ぐ
君が口にする愛はまるで絵空事
恋情も憎しみも淡いピンクと水色
その癖簡単に命を賭ける真似をして
次は死んでみせると宣言する
そうやって辛うじて息を続けるのも
そろそろしんどくなってきてない?
アタシが本気になれば冷たい眼差しで
最後の手段を執行できるけど
君が望んだことの全てを叶えるなんて
そんなことは適当な男で間に合わせて
いちばん望まないことをしたいの
孤独には発光ダイオードを麻酔にして
ああ、そう言えば随分長い間友達の顔で
君の中身を覗いてきたけれど
結局都合のいい答えには辿り着かなかったね
殺してあげられる程アタシ優しくないの
「恨めしげなその表情に、リボンをかけた嘲笑をプレゼント」
『愛してるから壊した訳じゃない』