卯の花の畑の境の記しあり




音たてぬ卯の花腐しの窓に落つ




夜明かりに十薬の花白かりし




夕東風に皐月の落花見てをりし




風に向かひし夏蝶白きかな




道の端の茅花の揺れし鈍き彩




白い蝶乗せたるごとき山法師




捨て紙の白さありけり夏の道

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青年向け
更新日
登録日
2026-05-22

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