苦しい夢
泳ぐ夢を見た。
苦しく泳ぐ夢を。
私は泳いでいる。
全身が焼けるように苦しい。
早く奥に行かねば、奥に行けば救われるそんな気がするのだ。
周りには同じ者たちがいる。
1人2人と倒れていく。
それでも皆は奥を目指すしかないのだ。
私は必死に泳いだ。
すると、奥に部屋が見えた。
私は駆け込んだ。一番乗りだ。
部屋に鍵がかかる。
他の者はもう入れないようだ。
少しずつ辿り着くが、絶望して生き絶える。
部屋に入ってしまえば、なんと素晴らしい場所だ。
暗く暖かい海に浮かんでいるようだ。
私は1人になったが、この部屋が守ってくれる。
救われた気がする。そして、優越感に浸る。
少し時が経つ。
この海が狭くなってきた。
息苦しさすら感じるほどに。
私は焦る。
早くここから出ないと、苦しい。
何処から出られるのだ。
あの通ってきた道しかない。
しかし、それは針のように小さい道になっている。だが、行くしかない。
小さな道をもがき進んでいると目が覚めた。
私は寒く明るい外にいた。
私は大きな大きな勝鬨を上げた。
そんな泳ぐ夢を見たのだ。
苦しい夢
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