君のために死んでしまいたい。

あの日、僕達の命は入れ替わった。

タイトル
君のために死んでしまいたい。




二月八日

「なんで君が死んじゃうんだよ」

太陽の光で雪が輝いて見える。
そんな綺麗で、静かな日に、

君は死んだ。


六月二十日

太陽がやけにうるさい日に、君は来た。
「ねえ、いつも小説を読んでるけどそれって面白いの?」
ページのめくれる音がするほどに、
静かな図書室の端の席で、
一人で小説を読んでいた僕に、
そう君は話しかけてきた。
「……」
それを僕は無視した。
「ねえねえ面白いのそれ?」


「……はあ、面白くなかったら読まないよ」
君は何も考えずに、
僕の一人を壊した。
「ふーん、それってどんな内容なの?」
「……はぁ、君は暇なのか?
なんで話しかけてくる?」
「うん、そう、とっても暇なの」
「だからって僕の小説を読む時間を邪魔しないでくれ」
「ずっと読んでて飽きないの?」
「僕じゃなくて友達と話せよ」
「私友達いないの、空気読めないし」
僕は君と目を合わせない。
勝手に僕と君を一緒にするな、そう僕は心の中で毒づいた。
「……タイトルは
「孤独を知ってしまった君はもういない」
感動系さ、最後にヒロインが病気で死んでしまって、ショックで主人公もその後を追うって話。
命はそんなに軽くない。」
「……それは、悲しいね」
そんな顔、僕の前でしないでくれ。
「私も小説読んでみようかな」
「読んでみるといいよ、君のような落ち着きのない人が楽しめるかはわからないけどね」
「じゃあさ、その小説読み終わったら貸してよ」
「読み始めたばかりだから、時間かかるぞ?」
「うん、それが読みたい」
「まあ、それでいいなら」
それから毎日図書室に話に来るようになった、面倒くささも無くなっていた頃だった

「ねえ、なんで君は一人のときそんなに辛そうな顔をするの?」

「……辛くなんてないし、辛そうな顔なんてしていない」
僕は他人にわかるくらい酷い顔をしていたのか。
「大丈夫、
君が一人でいるのが辛いなら、
これからずっと私が君の隣にいる」
驚いて君の顔を見た。
君は、何も言わずに笑った。

……見ていられなくて、目を逸らした。
その一言で、
なぜか、頭が埋め尽くされて、
ページの文字が頭に入らなくなった。


七月五日

起きて、カレンダーを見た後に、テレビでニュースでも見ながら朝飯を食べる。それが最近の僕の日課だ。

朝飯を食べ終え、僕は小説を開こうとしたその時、
家のうるさいチャイムがなった。
「ねえ、なんで君が僕の家にいるの」
「こんないい天気なんだから、家にいたらもったいないよ」
「今日日曜日だよね」
「うん、そうだけど、それがどうかしたの?」
「帰って」
「やだ」
「……はぁ」
今日の君はとても機嫌がいいらしい、こうなるともう話が通じない、ため息をつきながら仕方なく僕は暑い日差しの下に一歩足を動かした。
「ねえ、あそこのケーキ美味しそうじゃない!ずっと気になってたの!」
少し道を歩くと最近できたであろう綺麗でお洒落なケーキ屋があった。
僕はどこでもいいからとにかくこの暑さから逃げたかった。
僕達は少し早足で店に入った。
僕は値段に心の中で悲鳴を上げながらショートケーキを頼んだ。
彼女も迷った末にチョコケーキを頼んでいた。
「このケーキめちゃめちゃ美味しい!」
先に一口食べた君はいままでに見たことないぐらいの笑顔になっていた。
君が笑った瞬間、なぜか目を逸らしてしまった。
僕も続くように一口食べてみる。
「美味しいな」
確かにとても美味しい、甘さが控えめで食べやすくなっているのもいい。

「食べるの早いね」
「まあね、君は随分と遅いな」
美味しいと言ってる割にあまり手が進んでいない。
「最近、あんまり食べられなくてさ、すぐ気持ち悪くなっちゃうんだよね、
少し食べ切らないから、食べてくれない?」
少しなんてものじゃない、三分の二ほども残っている。
よくみるとフォークを持った手も震えている。
「どうした?体調でも悪いのか?」
君は震えた手を隠すように、
すこし不器用に笑って、
手を後ろに回した。
「違うよ」
少しの違和感を抱えながら店を出る。
店内の涼しさですっかり忘れていた暑さがしつこくまた僕を襲う。
「ほんとうに暑いな」
「たまには外に出てみるのもいいでしょ」
「言うタイミングどうなってんだよ、暑さで頭どうかしちゃってんじゃないのか」
「言い過ぎだと思うんだけどー」
「まあ、けどこの暑さじゃなければたまには外に出るのもいいかもな」
実際最近の休日はどことなく寂しさを感じていたから、たまにはこういうのもいいかもしれない。
「次も一緒にどこか行こうね」
「暑くない日だったら行こうかな」
「夏で暑くない日なんてないよ!」
「夏はもういいだろ、まだまだ時間はたっぷりあるんだから急ぐなって」
「ないよ、時間はなんて、
だから、急がないと」
「……」
なんでそんな顔するんだよ…



十月三十日

「で?ここはどこ」
「見てわからないの?遊園地だよ」
「はぁ…」
僕はなぜか遊園地に来ている。
はっきり言って意味がわからない。
なんで一人で小説を読むのが好きな僕がこんな真反対の場所に来ているのか理解できない。
だが君の笑顔を見るとまあ、いいかと言う気分になってしまう自分が嫌でならない。
「ねえねえ!あのジェットコースター楽しそうじゃない!」
「絶対にやだ!!!」

なぜか今僕はジェットコースターに乗っている。
色々な人の叫び声が響いている。
僕は叫び声や前を見る余裕すらなく、
ただ意識を保つのに全集中を注いでいた。

「楽しかったね!」
「僕のこの顔を見てそれを言うか、よほど目が悪いと見える」
「そんなつまんないこと言ってないで、せっかくの遊園地なんだから精一杯楽しまないと!」
そういって君は僕の手を握って引っ張る。
手が暖かくなるのを感じて、
それがなんだか恥ずかしくなり君から目を逸らす。
暑さのせいか、
僕達の顔はすこし赤くなっていた。


「観覧車に乗らないか?」
僕は疲れて、そう提案した。

「お、君も楽しくなってきたか」
「そんなとこだ」
僕達はそういいながら観覧車に乗った。


「……ねえ」



「…私が死んだら、お墓に図書室で読んでた小説を置いて欲しい」

突然だった。



僕の答えは、沈黙しかなかった。



もう一周を回りきったらしい、まったく気づかなかった。


「一年後とかにまた来ようね」
「まあまあ楽しかったしそれもいいかもな」

「ねえ、君は友達になってくれる?」
そう突然君は聞いてきた。



僕にそれを答えられるだけの熱はまだ、なかった。

君と繋いでいた手がまだ暖かい。
いつもより車が速く見えた。

胸が痛い。

僕は、あり得ない感情から目を逸らした。



十二月九日

僕はいつもの時間に起き、
朝飯を食べ、
小説を読む、
そのはずだった。

なぜか、小説を読む気になれなかった。



君は今なにをしているのだろう。

なんでこんなことを僕は考えているのだろう。



今日は随分と暇な一日だった。



一月十日

「京都に行こう!!」
「……は?」
わけがわからない、頭のおかしい奴だとは思っていたが、ここまでとは。
「金はどうするんだよ」
「大丈夫、私の家結構お金持ちだから、お金は私が全部出す。
どうせお金なんてあんま使わないしね」
「……頭大丈夫か?まずは京都じゃなくて病院に行くべきじゃないか?」
「ひっどいこと言うなー、私の頭は平気、病院には行かない、行くのは京都」
「……はぁ、いいよ、仕方なくね」
「やったーー!じゃあ!行こう京都!」

今から、わけもわからぬまま京都に行く今の僕の気持ちは僕ですらわからない。
なぜ、僕はこの旅行を強く断れなかったのか。
確かにすこし行きたくなってたからもある、だが、
なぜか君がなにかに急いでいて、
強く断る気になれなかったんだ。


「着いた!京都!!」


僕達は、ホテルまで雑談をしながら歩いた。

ホテルの中に入ってみて実感した。
これは明らかに場違いなほど豪華なホテルだ。
「すごいホテルだな、高いだろ?
本当に僕も金払わなくて平気なのか?」
「大丈夫、
どうせまともな旅行なんてもうあまり行けないし。
それに同じ部屋だし」
「………は?」
今日一で驚いたと思う。
「……僕だって男だぞ」
「どうせなにもできないくせに何言ってんの、はやく行こ」
無遠慮な発言にイラつきながらも、大人しく同じ部屋に入った。
「じゃあ私風呂入ってくるから、絶対に覗いちゃだめだからね」
「誰がお前なんか覗くんだよ」
「覗く度胸がないの間違いでしょ」

シャワーの音が気になって、
手を何度も握り返して、
意味もなくため息をついた。


だが、本能には逆らえない。
色々な驚きの連続で僕の心身は完全疲れ切っていた。
僕の体は本能のままにベッドに入った。
僕の本能は寝ないことを許さなかった。


「……おーい、なんで寝ちゃうかな」
そう言うと、自分の鞄から震える指でなにかを取り出したのが、
おぼろげながら見えた。

「……ごめんね、嘘ばっかりで、
ずっと君の隣にいるって言ったのに…」
うっすらと声が聞こえた。
泣きそうな声だった。
嘘とはなんだろうか。
いや、多分僕はもう、わかってる。
けど怖くて開きそうな目を強く閉じた。

泣かないでよ。
僕は君に泣いてほしくない。

君は、僕に嘘をついている。

日の光で目が覚めた。
「おはよう」
「おはよー」

僕達は京都を楽しんだ。
色々見たし、色々やった。
だけど、昨日の夜のことで、僕の頭はいっぱいだった。
「じゃあ帰ろっか」
「そうだね……」
「ねえ、今日はどうしたの?」
「なにが?」
「なんか元気なくない?」
「そんなことないよ……」
「それならいいんだけど」


そうだ、

高一の時に、一年間病気でずっと休んでいた女の子がいた。


「じゃあバイバイ」
  

「……ねえ」



「君は死んでしまうのか?」

気づいたら口から言葉が飛び出していた。
言った瞬間に気づいてすぐに後悔した。
けどもう後戻りは間に合わない。
「うん……みんないつかは死ぬよ」
「そういう話じゃない!君は、病気なんだろ?」
「……気づいちゃったか、ずっと隠すつもりだったんだけどね」
「なんで、なんで言ってくれなかったんだ!」
「……言った友達はみんな友達じゃなくなっちゃったから、みんな私に気を使い始めるの、楽しく遊びもできなくなっちゃった」

「ねえ、君は友達になってくれる?」

「……僕は……セツナの……友達だ。」
死んでほしくない、
そんな感情を押し殺して無理矢理、
僕はそう言う。
それなのに、僕の心はクラクションのように鳴いていた。


 
  月  日

「……ねえ、セツナはいつ死ぬの」
セツナが死ぬというのが、信じられなくなっていた。
いや、信じたくないのだ、答えてほしくなかった。



「……多分、二年後かな」

「大丈夫、死ぬのなんて怖くないよ」


二年……あまりにも短すぎる
僕だったら、
僕は、自分の顔をできる限りの力で殴った。
 
怖くないわけないだろ。
だって君の体はこんなにも震えている。


あれから十三日間、
セツナに会えていない、
会うのが怖い。
会うたびセツナの死が近くなっている気がして怖くなる。
僕にはカレンダーを確認する覚悟もなかった。
横断歩道の信号は僕を強く非難する赤色だ。

けど、渡れない。

それを僕の本能は許さない。



セツナがいない十三日間は、
息が詰まるほどの孤独だった。
死んでしまうかと思うほどだった。
それが僕の普通だったはずなのに。


気づけば、いつも君がいる隣の椅子を眺めていた。
ずっと濃い霧で君のことが見えなくなってしまう前に。
         
君は僕のなんなんだ。
 
僕はいつのまにか、
セツナがいる窓側の席に座るようになっていた。

君に会ったらわかる気がする。


今、どうしようもなくセツナに会いたい。

僕は駆け出していた。
太陽の光で雪が輝いて見える。
多分、僕達は同じ光を見ている。


かなりの距離を走ったと思う。



やっと、セツナを見つけた。

息が止まった。
セツナを見た瞬間、僕は言葉を忘れた。
セツナは横断歩道の真ん中にいる。
周りは違和感を感じてしまうほどに静かだった。

喉の奥になにかが詰まったように言葉が出ない。


その時だった、


一瞬
  セツナの
      足が
        ふらついた。



そして、

タイミングを測ったようにそれは来た。


こんなはずじゃなかった。
この瞬間だけは僕のためにあると思いたかった。
横断歩道の信号は青色だ。
皮肉なほど鮮やかな青は、進めと僕らを急かしている。

僕の足が、止まった。



   君を待ってたかのように、


       悪意を持ってそれは来た。
      
        




僕の心を殴るような、アスファルトの痛々しい断末魔が鳴る。



速い。


セツナは、
足が震えて
バランスを失い
指先が空を掴めず
冷たい地面に手と膝がついた。



視界が歪む。
クラクションがうるさい。
頼むから、黙ってくれ。


そんな時、
なんの音も通そうとしない僕の耳に、
はっきりと聞こえた。


「助けて」

「私、まだ……死にたくない……」



セツナは、泣いていた。



高一の時の僕は、
正義感の強い好青年だった。
友達だと呼べる人だって少なくなかった。



……いじめだった。


僕は、
見てみぬふりなど出来なかった。

「お前さ、
ずっと前から思ってたんだけどウザいよ?」

友達だったもの、信じてもの、その全てが僕の敵になった。



……誰か、お願いだから、助けてよ。


 



「ねえ、いつも小説を読んでるけどそれって面白いの?」

そう言って君は僕に話しかけてくれた。


僕、嘘ついてたんだ……

図書室のとき話しかけてくれて、本当は嬉しかったんだ。

多分、出会った時からだったんだ。

恥ずかしくて言えなかったけど。
今なら言えるよ。



セツナ。
僕に勇気をくれ。

僕に君を、


「好き」だと言う勇気をくれ。



    死にたくない。



だけど。


そのときのセツナの顔は一生忘れることができないほど綺麗だった。



血管がはち切れるほど足に力を入れ、
蹴った。
アスファルトを強く蹴った。


僕は、気づいたら走り出していた。

アスファルトを蹴った足がズキンと痛む。


もう進みたくない
疲れてしまった
足が痛い


それでも。


止まらないでくれ
お願いだから
走り続けて

一瞬だけど僕は車なんかより速かった気がする。


逃げろと、僕の体が叫んでいる。



だけど、


それでも、


逃げろと叫ぶ体を、押し殺して、無理やり前に押し出した。





指先で触れたセツナの体は
暖かくて、
軽くて、
消えてしまいそうだった。



君に、死んでほしくない。


いや、
    



君のために死んでしまいたい。



       




……ここは?病院のベッドか?
意識が朦朧としている。

となりには泣いているセツナが見える。


……泣かないでよ、セツナ。

……僕は君の笑顔が好きなんだ。


そうだ、


まだ、



セツナに言えてないことがある。

セツナに言わなきゃいけないことがある。



僕は、



「セツナ、君が好きだった。」



ねえ、セツナは覚えてる?

あの図書室で君が言ってくれたこと。


「大丈夫、
君が一人でいるのが辛いなら、
これからずっと私が君の隣にいる」



その言葉に僕は、
心の底から救われたんだ。



だから、
    
     

       僕を殺して、君は生きて。


ここで僕の時間は完全に止まった。



…僕は、


僕は、死んでしまった。

いや——

違うな。

死んでしまったのは君だ。
       


私は、


       
       生きてしまった。


君に命をもらって。



私は生きて、君は死んだんだ。





二月八日

「なんで君が死んじゃうんだよ」



太陽の光で雪が輝いて見える。
そんな綺麗で、静かな日に、

君は死んだ。



私の時間が止まった。


「私なんかのために、
なんで!死んじゃうんだよ!!
たった二年の命なんだよ!!
君にまだ言えてないことだってあったのに!!」
「……そんなのひどいよ……」
視界が滲み、力が出ず立てない。私は、その場に崩れるように倒れた。

君がいない明日が怖い。


だけど、
私は泣いていられない、泣いていられる時間はない。
君からもらった命を、時間を無駄にしたくない。
「……私、嘘ついたんだ……
ずっと君の隣にいるって言ったのに、ずっとなんて無理だってわかってたのに、
だから、君は怒ってくれたってよかったんだよ。
君に怒って欲しかったんだ。
私本当は死ぬのだって怖かったんだ、怖くて怖くて仕方なかったんだ。
……ごめんね、嘘ばっかりで。

……ありがとう。」



昔の私は孤独なんて知らない子供だった。
周りにはたくさんの友達がいた。

だが、高一になったときに病気にかかった。
入院し始めの頃は友達が毎日のように来ていた。


……友達が来る回数が徐々に減っていった。

真っ白で音が一つもしない病室で、
私は孤独を知ってしまった。

もうみんな私がいなくても平気らしい。


孤独は私一人になった。



そんな時だった、君と出会ったのは


ねえ、なんで図書室で君と出会ったあの日、君に話しかけたと思う?

あの日、私と君は同じだったから。



一目惚れってやつ、
自分で言うと恥ずかしいね。


私は、君が大好きだった。


六月二十日

君と出会った日からちょうど二年後。
私は君との思い出の場所に行った。
約束通り一年後、遊園地に行った。
だけど、泣いちゃった。
楽しまなきゃ、せっかくの遊園地なんだから精一杯楽しまないといけなかったのに。
涙は止まらなかった。
手はずっと冷たいままだ。
あの日の熱は、もう思い出せない。


小説のページがめくれる音がする。
最後に、私はこの思い出の図書室で、君からもらった小説を読む。


「昔、君が面白いと言っていたこの小説、
やっぱり、面白くなかったよ。

だって、死んじゃうのは寂しいから。」
ページを閉じる音が静かな図書室に響いた。
太陽は今日もうるさかった。


私は、小説を一つ書いた。

震える手を押さえながら最後の文字まで書き切った、
最初で最後の私の小説。



タイトルは
    
   
    君のために生きてしまいたい。



君に読んで欲しかったな。

私の二年はもう終わる。


ありがとう。



二月八日

君にもらったこの時間を

私は生きた。

セツナはあの日から 
          
             二年、生きた。

    

   
    
   

    そうだ。いいことを思いついた。
  

  

   

  

  君にもらった二年を君に聞いてもらおう。

      


      




      きっと君は驚いてくれる。

      



      



      ページがめくれる音は、
            
              もうしない。


だけど——

    君の声は、まだ、ここにある。

君のために死んでしまいたい。

君のために死んでしまいたい。

高校三年生の夏、図書室で小説を読んでいた僕に君は突然話しかけてきた。 会話を重ね次第に仲良くなっていく二人。 しかし、変えようのない運命が二人を引き裂く。 好きなのに、この想いは君には届かない——。 「なんで君が死んじゃうんだよ」 主人公の心情の変化や、成長を丁寧に描いた切なくも胸を打つ恋愛ストーリー。最後に待つ驚きの展開が、読者の心を揺さぶる。

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-04-09

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