予期せぬ出来事 15

 ある夏の朝の出来事である。
 ボクは王子駅を降りて会社へ向かっていた。
 いつものコースを歩いて会社に向かうボクがいる……
 そこへ前方から、40代くらいの女性が歩いて来るのが見えた。
 手にゴミ袋を手に持って駅の方に向かって歩いてくる。
 駅の近くにゴミ捨て場があるのかしらん?と思いながら、ボクと女性との距離が縮まってゆく。
 あれ?
 目を凝らすと、その女性の格好がおかしいのである。
 遠目では、ノースリーブにスカート姿だと思ったのだが、なんとその女性は……上は肌着1枚なのである。
 当然、人には見せてはいけない胸の大事な先っぽが……
 寝ぼけてんのか? 早朝だから大丈夫だと思ったのか? はたまたこの暑さで頭がおかしくなったのか? と思いながらボクはすれ違ったのである。
 その肌着の名前、ボクが小学校のころはシミーズと呼んでいたような気がしたが、ググってみると正しくはフランス語でシュミーズと言うらしい。
 中世以降の西洋の肌着が発展したものだそうだ。
 そんなに真剣に調べなくていいよ、と誰かに言われそうなのでここまでにする。
    *
 会社帰り、王子駅へ向かう途中、二十歳くらいの女性が向こうから歩いてくる。
 こ、こ、今度の女性は……リンゴを手に持って丸かじりしながらやってくる……
 おっと、いいねぇ~、と思ってしまったボクでした。

 おしまい

予期せぬ出来事 15

予期せぬ出来事 15

二人の女性

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-03-16

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