『誘毒のPiqué』
紛れもなくこれは罠
知りながら踏み出すトゥシューズ
『誘毒のPiqué』
内緒よと唇にあてた人差し指
でもこんなにも甘い秘密はいつか
きっと誰かに嗅ぎつけられるわ
例えば貴方みたいな悪い大人に
上手に踊れればそれで良かった世界は
いつしか形を変えてしまうから
そうなった時の為に胸の奥を燃やす
誰かを恋するという炎を燃やし続ける
誰かに見つかるまでは静かに
見つかってしまった後は激しく
アタシ達を守ってた繭は
もう壊されてしまったのだから
手を差し出してアタシを誘って
優雅に動く脚を見ていてね
貴方の為になら踊り続けるわ
レースのカーテンが揺れるベッドでも
だからまだ誰にも言わないで
子供は人のものを欲しがるの
今はアタシだけの人でいて欲しい
アタシはこの先貴方だけなんだから
爪先にキスするその顔が
欲望に歪むのを見る為だけに
小さな胸に隠した命を燃やす
燃え尽きた時の哀れみには涙一粒
「一粒の哀れみはアタシだけのダイヤモンド」
『誘毒のPiqué』