白い生活

四角い陽だまりがフローリングにうつる
ひとりひえた足を投げ出した

この街の暮らしに溶け込むように
息を殺している部屋の隅

ああこんな日々に
ぬるく、足を絡めとられてしまいたい

わかったような顔でシラをきる
あたしの心のうちいも知らないひと
心の中でそっと殺す日々
これ以上が見えなくて 消えてしまいたくなるの


喧騒を抜け出す色い浴室
ひとり逃げ込むようにお湯を張る

ああこんな日々に
ゆるい殺意が頭をもたげてる

昨日の君の体温を捨てるように
跡形もなくなるようにシャワーをあてる
孤独を埋めてくれる君なのに
ぐちゃぐちゃに愛せなくて消してしまいたくあるの


浮世から離れた白い生活
ひとりきりの部屋で生きてゆく

白い生活

白い生活

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-03-05

Copyrighted
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