E.B.R. (※途中作品、気が向いたら更新)
#ライトノベル #ミリネタ #現代 #百合
※途中作品、気が向いたら更新
#1
高校二年生、夏。
それは誰しもにとって、良くも悪くも、一番大切な季節。
子供と大人の端境期。世の中を理解し、自らを律する、今後への投資の重要な時間。
――でも、あたしの二年の夏が、こんなことになるなんて。
ガタン、ガチャ、ガタン
田舎の、ろくに整備もされていないアスファルトの上を、年期の入った自転車で漕いでいく。
――はぁ
疲れたわけではない。ただ、その日のあたしは、心の中で大きなため息が止まらなかった。
背中に、バレットを含めて八キロ近くもある鉄塊を背負っている。
学校に近づくたび、その重さは肩にどんどん食い込んでいくようだった。
――これで、いいんだよね、理音? ――あたし
背中のガンケースを背負い直し、しかしまたため息を付き、あたしは学校への道筋を急いだ。
学校についたあたしは、真っ先に体育館の隣にある射撃場に向かった。
顧問――鉄丸さんは、いつもそこにいるはずだ。今日はこの部活動の活動日でもあるので、なおさら確信がついていた。
E.B.R. (※途中作品、気が向いたら更新)