ねずみ

ある日、道歩いてたら、何かを踏んだ。それは小さな声を上げた。足が上がったので、そこをのぞいてみると、ペラッペラで赤い絵の具みたいなのを身にまとったネズミがいた。「あっ、ごめん。」それがその踏んだ子が咄嗟に出した声だった。でも言った場所は、踏んだ時とはちょっと距離が離れていた。その子は歩みを止めるように指示されていない機械のようで、止まることが禁忌かのようであり、歩みを一切止めていなかったからだ。そして気づいた後はそれと同時に床に足を擦り付けている。その子にはネズミに対する罪悪感があるようで、でも罪は背負いたくないようだ。だから足を擦り付けて、少しでも罪をすり減らすのだ。
その足で家へ帰った。ご飯をいっぱい食べた。時計が警告を鳴らしていたので、ベットに潜った。少しの葛藤を経て、その子は眠りについた。
次の日、その子は元気に学校へ走って向かった。ネズミはどこかに行ってしまったようだ。

ねずみ

ねずみ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-02-18

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