『痛みを飼い慣らす』
もう嫌と君が口にして
アタシが慰めを考える間
『痛みを飼い慣らす』
個人的な痛みを誰かと比べても
意味がないことくらい知ってるから
アタシは自分の痛みに目を懲らすのは
もう止めようって昔決めたの
皆が言うくらい賢ければ方法は
無限にあったんだろうけど
頭の悪さはもう仕方ないよね
その中での最良を選ぶしかない
誰かが言った言葉を逐一記憶して
ちゃんと反芻して傷つくのも
馬鹿な癖に真面目だからかな
意味のない真面目さだった
すぐ弱音を吐く君よりは強かで
避けることができないなら
飼い慣らすことにしたの
今では可愛いアタシのペット
偽善の優しさに酔えるほど
子供じゃないと君は言うけど
偽善ほど都合のいい優しさは
滅多にないと思い知る日が来る
その時君がペットにするのは何?
君が選ぶ最良を見てみたい
常にアタシよりは上だと言いたげな
生意気な目でちゃんと選んで
「馬鹿だけど沈黙の力は知ってるの」
『痛みを飼い慣らす』