諦念を凌ぐ希望
希望は 死すべき運命にある
かつて希望が 成就したことがあったろうか
光と闇は和解できない 理解し合えない
希望が胸によぎると 俺は死にたくなる
どういうわけか それを貶めてしまいたくなる
胸の内から完全に消してしまいたくなる
まるで俺には希望を抱く資格がないとでもいうように
希望とは不可能だ 希望は常に絶望をもたらす
俺は端から希望など信用していない
希望が俺を十全には信用していないように
一時の希望にぬか喜びするくらいなら
慣れ親しんだ絶望の中に浸かっているほうがいい
人は俺を憐れむだろう 死んでいるも同然だと
そう 俺はもう死んでいる人間だ
土に還っていないだけの亡骸だ
何が希望だ そんなものは俺にはいらない
この諦念を凌ぐ希望などありはしない
諦念を凌ぐ希望