変わらない愛

変わらない愛、それは幻想にすぎないのか
変わらない愛を求めて我々は奔走し、消耗する。
然し、そんなものがほんとうにこの世にあろうか。

愛とは水のようなものではなかったか
流動的で、捉えどころがなく
手に触れれば忽ち蒸発してしまうような
幻めいた存在ではなかったか。

変わらない愛など存在しない
そんなものに焦がれて、身を窶して
懊悩するなんて荒唐無稽だ。
愛を定義する?そんなことは不可能だ。

望む愛し方でないと我々は不満を抱く。
愛のかたちは千差万別なのに、それに気づかない。
我々は畢竟、自分自身がいちばん愛おしいのだ。

変わらない愛

変わらない愛

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-01-08

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