月夜の標、私は歩く

月夜の標、私は歩く

【プロモーション】
――夜を駆けて。そして、自分のために生きるのよ。あなたが生きていれば、私もあなたの心の中で生き続けていられる。だから、私のことを、いつまでも忘れないで。肉体などなくても、人は生きていられる、そうでしょう? ……アーナス

【ジャンル・テーマ】
自由詩。某百合ゲームの世界観をイメージ

【1/8 0205 本文更新】

 あなたのことが好きだった。
 あなたは、どうなの?
 世界中が私たちのことを否定しても。
 あなたへの思いは変わらない。

 あなたの心へ入りたかった。
 きっと、あなたもそうよね?
 世間から見れば、私たちは外れた存在。
 けれども、愛はいつでも、不変のものだわ。

 あなたと夜を過ごしたかった。
 あなたには、この気持ちが分かる?
 たとえ、自然の摂理、社会の常識から、大いに逸脱していたとしても。
 やはり、この胸の暖かさは、否定できないわ。

 そして、今生の別れの時、あなたに看てもらえて、ただ、嬉しかった。
 あなたも、やっぱり、絶対そうだと、確に思う。
 生まれ得た性が同じ。社会には通用しない。そんな理屈は、どうでもいいわ。
 ただ、あなたといれたのが、ただ、ただ、ただ、ただ、ただ……私は、楽しかった。

 私は月夜に堕ちるわ、でもあなたの新しい人生は、熱いくらいの陽光に照らされることを。

 私は、いつも想っている。

(終)

月夜の標、私は歩く

――

月夜の標、私は歩く

【ジャンル・テーマ】自由詩。某百合ゲームの世界観をイメージ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-01-06

Copyrighted
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