詩終 75 (詩)
詩が起こる朝は
音がない
ただ事物を
ただまっさらに見ているこの時
に気づく
詩はこんな朝に
生まれる
前からぼくの中で
生きてた
ぼくの外で
生きてた
輪郭線を描く前は
白い紙はただ
ひとつの白
ぼくは一筋の輪郭線
消しゴムがなくても
朝が昼が夜が
過ぎて過ぎ去り
薄れ消えてゆくだろう
…
・
ぼくが消えた足跡
そこには詩があるのだろう
詩終 75 (詩)
詩が起こる朝は
音がない
ただ事物を
ただまっさらに見ているこの時
に気づく
詩はこんな朝に
生まれる
前からぼくの中で
生きてた
ぼくの外で
生きてた
輪郭線を描く前は
白い紙はただ
ひとつの白
ぼくは一筋の輪郭線
消しゴムがなくても
朝が昼が夜が
過ぎて過ぎ去り
薄れ消えてゆくだろう
…
・
ぼくが消えた足跡
そこには詩があるのだろう
詩終 75 (詩)