詩終 60 (火々)


灯れ
消えない火
わたしの火は
誰の火だろう
わたしは消える
誰かの、
誰の火だろう
になるのさ
消えない火
とわたしは生きていきたい

ゆれる
音もなく
あそこにも、そこにも
わたしは見たい
どの火も
ただ待っている
青い静かな景色

詩終 60 (火々)

詩終 60 (火々)

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-12-16

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