詩終 57 (降参)


私を透過する光線
私は突き抜かれる
ほんとう
のことは
私にはわからない
私はそれを知らないからだ
それは他から与えられるものではないから
私は未知を
こわいと思うものだ

耐え忍んで立っていなくていい
突き抜かれた私は
そのまま横たわれ
降参
認めるだけでいい

ほんとうを
ほんとうだけにするために

詩終 57 (降参)

詩終 57 (降参)

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-12-16

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