詩終 41


今日もいつものように夜
一日が終わる
帰る人々
いつのまにか車も通らない道路
誰もいない夜
は明ける そして
夜がまたくる
退屈な夜
ぼくは眠りたくない
何も訪れない夜
待ちくたびれて眠る

流れる川をぼんやり眺める
人はいずれ立ち去る
ぼんやりと去ってゆく
ぼくの夜

川は何かを待ってはいないように見える
川は素敵なように見える

詩終 41

詩終 41

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-12-16

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