詩終 37 (ひとり)
大切なように思える事々がいくつも
いくつも現れては
薄れてゆく
消えるものはやがて消えゆき
消えないものがあることに気づく
気づいた時
そこには何があったか
そこには人がいた
人がいた あの時もあの時もあの時も
違うように 同じように
わたしやあなたがいた
大切な何かを携えながら
ひとりで生きるわたし
の前で絶えず現れ消えてゆくものは
消えてゆくことそれ自体で指し示していた
わたしの喜びを
詩終 37 (ひとり)
大切なように思える事々がいくつも
いくつも現れては
薄れてゆく
消えるものはやがて消えゆき
消えないものがあることに気づく
気づいた時
そこには何があったか
そこには人がいた
人がいた あの時もあの時もあの時も
違うように 同じように
わたしやあなたがいた
大切な何かを携えながら
ひとりで生きるわたし
の前で絶えず現れ消えてゆくものは
消えてゆくことそれ自体で指し示していた
わたしの喜びを
詩終 37 (ひとり)