詩終 25 (明かり)


私がいるとしたら
私のことは裏切ったらいい
私が何かを信じたい時
その期待の裏にもう
見えているものがある
ことをわたしは知っているだろ
隠すために何かにもたれかかり裏切
られる 何度も、何度も、何度も…
いつからわかっていた?
ある瞬間があったはずだ それからずっと
わたしはわかっていただろ

わたしが私を裏切れ
何かのせいにはならない
堂々と裏切るわたしが
わたしの正しさ
正しさはランプのように光る
光るランプ
のある部屋では
暗闇は存在できない

詩終 25 (明かり)

詩終 25 (明かり)

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-12-15

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