真空の比喩 124 (外)

眠れない夜に
いつしか眠ることを忘れたとき
気づくと目を覚ましている
そういえば眠っていたのか

かっこつけるのなんて
やめた
途端に人はかっこいい

自分探しなんて
やめた
途端に自分はここにいる
さいしょからいたんだ
自分はここに

何が正しいんだろうね。
そんな問い
忘れてしまえ

真空の比喩 124 (外)

真空の比喩 124 (外)

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-12-11

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted