真空の比喩 122 (瓶)
瓶を拾った。
そこには「詩」と書いてあった。
開けても何も入っていなかったが、
何かが入っていた。
見渡すと、瓶はたくさんあった。
いろんな形や色をしている。
ひとつずつに、ひとつ何か書いてあった。
開けても何も入っていなかったが、
何かが入っていた。
何かが入っていた。
何かはそれだけではここにあれない。
瓶はある。
あるものの中にないものを込める。
瓶は見つけられるためにある。
真空の比喩 122 (瓶)
瓶を拾った。
そこには「詩」と書いてあった。
開けても何も入っていなかったが、
何かが入っていた。
見渡すと、瓶はたくさんあった。
いろんな形や色をしている。
ひとつずつに、ひとつ何か書いてあった。
開けても何も入っていなかったが、
何かが入っていた。
何かが入っていた。
何かはそれだけではここにあれない。
瓶はある。
あるものの中にないものを込める。
瓶は見つけられるためにある。
真空の比喩 122 (瓶)