真空の比喩 106 (欠片)

ぼくはぼくの目でしかものを見れない
それぞれの目に積もってきたもの
それぞれの目の隠された視界
は違う
その目その目にしか見えないものがある
その目その目には見えないものがある

隠されていないものを
ぼくらそれぞれは分かち合って
完成することはない
このパズルの全貌を垣間見る

真空の比喩 106 (欠片)

真空の比喩 106 (欠片)

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-12-11

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