真空の比喩 105 (本当)
己の目には己以外が映る
己以外のことを 世界 と言う
世界 はいろんなことを言う
それは本当っぽいことを言う
が 世界 は
この己を知らない
己は 世界 ではない
己は映らないものを見なければならない
ただひとつの本当がそこにだけある
それは他者の 世界 であり
本当っぽいことでしかない
真空の比喩 105 (本当)
己の目には己以外が映る
己以外のことを 世界 と言う
世界 はいろんなことを言う
それは本当っぽいことを言う
が 世界 は
この己を知らない
己は 世界 ではない
己は映らないものを見なければならない
ただひとつの本当がそこにだけある
それは他者の 世界 であり
本当っぽいことでしかない
真空の比喩 105 (本当)