『カンパネルラ』
何気なく踏み外した
日常の外側
『カンパネルラ』
君を探す旅だと
高らかに宣言したとて
この舞台の終着点は
本来の意味を成しているのか
どんなに愛したって
結局何にもならないなら
もうどうだってよくなるよ
タスケテ
ひっそり偲ばせた
あの手紙の行方みたいに
そんなものなんでしょう
貴方にとっては
叫んでいたのはアタシ
あの子じゃないよ
こんなにも苦しくて
もがいているのに
この世の誰よりも
貴方を好きだけど
もしかしたら
この世に人なんていないかも
だって誰も助けてくれない
それが貴方じゃなくても
助けてくれるなら
全部あげるのに
「銀河鉄道前夜、この世界に星が降る」
『カンパネルラ』