天照大神と須佐之男命トンでも事件簿

これを人にあげていたという過去があるのが、私には信じられないのだが。笑
でも懐かしいな~。このノリ今じゃ書けないものなぁ!

第一話 おねえたまの怒り


「スサノヲ! スサノヲはどこにいる!」
 お姉さんの天照大神(あまてらす・おおみかみ)は、男の格好をして弟を追い回していた。
「ここで~す、おねぇたま」
 と、返事をしたのはタケハヤスサノヲノミコト。
 タケハヤは男らしい、とか、荒々しい、と言う意味がある。
 ・・のになぜか・・汗
「スサノヲ、おまえは私に逆らう気でこの高天の原(たかまのはら)を奪いにきたのだな」
 スサノヲはおねえたまに言われ、めそめそ泣き出した。
「ひっくひっく、ぐすんぐすん。ひどいわひどいわぁ~。ぽっくんのこと、そんなふうにおもっていたのね~ん、いいわよっ。家出してやる!」
「あひゃひゃひゃ、ば~かめ。お前なんか、二度とここにくるんじゃね~よ」
 アマテラスも時代が変われば舌ピアス。
 中指おったて、ファックユー・・・・・・(汗。
「せめてお別れくらいしようと思って、遊びに来ただけなのにぃ。いぢわるなんだからぁぁ」
 スサノヲは怒り狂い、酒はがぶ飲み、ヘドをまき散らし、おまけに・・・・・・排泄物で神様の神殿をけがした・・・・・・。
「何という振る舞い! もうあいそがつきたわな! も~でていけっ」
 スサノヲの尻を、思い切りけっ飛ばして下界へ追いやってしまった・・・・・・。


第二話 やまたのおろち


 そんなわけで、下界へやられたスサノヲくんは、出雲の斐伊川(ひいかわ。出雲市にある大きな川で、たびたび洪水を起こした)にたどりつき、箸を拾った。
「あら。人が住んでいるのねぇん」
 とばかり、たった一時間で川上までたどりついてしまった。
 そこでは、足なづちと手なづちという、おじいさん、おばあさんに囲まれ、美しい娘が泣いている。
「あらま。ぽっくんのほうが美しいわ・・・・・・」
 これこれ、このナルシスト! 汗。
「どぉしちゃったのぉ? 何か事件?」
「じつは、やまたのおろちという大蛇が暴れてましてな。娘を差し出さないと村を沈めるぅゆうちょうるとです」
「ふぅん。それはお困りねぇ。でもぉ、このぽっくんをさしおいて生け贄になろうだなんて、あんた! 許さないわよ」
 クシナダという姫は、∑( ̄□ ̄;)!!と驚きを隠せない・・・・・・。
「いやまて。そこでここぢゃあ、『私が姫を助けよう』になってるけど?」
 台本を見せるクシナダ姫。
「ばかねぇ。アドリブよ、アドリブ! あんた、きぃきかないわね」
 クシナダ姫は怒って帰ろうとするが、じいとばあに止められて残る気になってくれた。
「さってと。ぽっくんは、なにすればいいわけぇ?」
「とりあえず、寝とけ」
 クシナダがスサノヲに仕返しをする。
「だめよぉ。お肌荒れちゃうしぃ」
 スサノヲが鏡で自分の顔を映し出す。
「よかったぁ。荒れてない」
「てめーの肌は、このあたしがぼろぼろの、がっさがさに砕いてやろうかぃ!」
 クシナダが巨大ハンマーで殴ろうとするところを、じいとばあは必死で押さえた。
「そうだわ。ぽっくん酒風呂につかりたいから、酒樽を八つ用意して」
 八つの酒樽を用意させ、スサノヲはひとつひとつ順番に入ってゆく・・・・・・。
「ぐへへへへ、うまそうな娘だ」
 現れました、やまたのおろち!
 スサノヲを見初めて(;´Д`)ハァハァと求婚する。
「ねえねえ、ぽっくん、美しいと思う~?」
「思う思う。だからぁ、ワシの妻になれ!」
 おろちってあほなんだろうか・・・・・・。汗
「そこ動くんじゃねーぞ!」
 クシナダ姫がおろちの隙を狙い、八つの首をスサノヲの剣でぶったぎる!
「ぎゃあああ、なんてことすんのよ、あんたっ!」
「うるせ~、死ね~! あっひゃっひゃ」
 こうして・・・・・・出雲に平和は戻った(違うし(^-^; 

天照大神と須佐之男命トンでも事件簿

言うなれば、このころの私にはセンスがなさすぎ(笑)
ただのおふざけだったのか・・。

天照大神と須佐之男命トンでも事件簿

古事記の内容パロディです。たぶん。笑 2003年ごろの作品。

  • 小説
  • 掌編
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-02-01

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