未確認用語集 11
・おつべさん 芸能人が参戦してから消えた一昔前のユーチューバーみたいな大学生
「何時の世もおつべさん達は変らない。群れて通路をケラケラ塞ぐやうに騒ぎ歩くアナタ達も20代の半ばにもなると正気に戻ることだらう」
・型落ち(かたおち) 疑似KPOPグループ
「ほほーこれがリバイバルといふやつですか。少年隊、ですかね?いやぁ~、型落ちかと思ひましたよ!」
・原理プリン(げんりぷりん) 昔ながらの硬さうなプリン
「ニッコリ―ノで売出し中の原理プリンがお文具といっしょのプリンさんを見たら極めて厳しい措置を取ることだらう。軟弱者め!と。お前は本当のプリンをわかって居ない!とね」
・集争点(しゅうそうてん) チョークポイント
「緩衝国かと思ったら気づけば集争点にされてしまってることもある。だから運命は他国に委ねては決してならない」
・知り逃させる(しりのがさせる) わざと完璧にやらないことで相手の期待を下げさせること
「父はいつも必ずサラダの野菜や刺身を一切れ残して食卓を去ってゆきます。初めは疑問に思ひましたが本人の何かと知り逃さしてきた人生を考へると納得できるところでせう」
・多改造(たかいぞう) 追加でカスタマイズすること
「ドスパラでは好きに多改造できるんですって!まあ勿論だけどその分ちょっと、たかいぞ~♡」
・ちょーちん 家電量販店でちょっとでも商品を立ち見したら寄ってくる売込店員
「気づきませんか?気づいてるんですか?ちょーちんがウロウロして居るそのお陰できっと売上もちょっと減ってるんですよ」
・塵仏(ちりぼとけ) ちりとりのゴミに紛れるムシの亡骸
「塵仏のトンボの姿に涙が止まりません。幾ら気持ち悪いからってね神様もこんなことしなくたって良いのにね」
・露風(つゆかぜ) 蒸し暑い季節
「露風を潜り抜けると、十月とは似ても似つかない知らない世界が待って居ました」
・中津党(なかつとう) 極めて優秀な凡人たちしか居ない政党
「やっぱり勉強しか出来ない人ってこの世に本当に居るんですね。中津党を見てると感心してしまひます」
・なめざら、なめつや 液晶と有機EL
「なめざら画面を観ると平成を思ひ出す。どんなに昔の映像を高画質化しても身形や化粧が当時のものなので古めかしく感じるみたいな。但しなめつや画面には隙が無いので、故にこちらが疲れてしまふ」
・乗り友(のりとも) いつも自分と同じ時間に同じところで電車を待つ人
「いつも横に居る気がする乗り友の人が毎日同じ服を着てるんですよね。よくそんな同じ服ばかりありますよね。まあ、自分も然うなんですけどね」
・不工袋(ふくぶくろ) あらゆる名作のいいところを継ぎ合せた人気作、その作者
「ゲームも音楽も面白ければパクリや便乗の峠を越える。楽しむ身からすれば其れが不工袋かどうかなんて気にもならない」
・房霊(ぼうれい) 冷房の数年分のゴミ汚れ
「結局一回も房霊を振り払ふこともなく秋を迎へた。自動お掃除機能によればあれは汚れではないらしいから」
・生し蔵(むしぐら) 草木の生ひ茂った人影なき家
「取り壊される生し蔵も小さな小さな生き物たちの楽園だらうに、どうせ更地の上には箱みたいな安い家が建つんだからどうせなら其の儘で良い」
・霊急車(れいきゅうしゃ) ボケ老人の暴走車
「ただの霊急車でもタチ悪いのに、運転してるのが団塊の世代だったりしたら救ひ様がない。ひとりで勝手に海にでも突っ込んどけや」
・御真ずる オマージュを装って普通にパクること
「言へ!最初に言へよ。あの曲を御真ずらせて頂きましたってさ。ちょっと自分が思ひついたもんやと思ってもらはうとはしたやろ絶対」
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