から揚げ

から揚げ

から揚げが大好きです。
鶏のもも肉の揚げたての上質な旨みをガブッと噛むと、肉汁がジュバッと飛び出てくる。
プリップリッの肉質の何とも言えない歯ごたえは喜びしかありません。
外側の揚げのサクサク感は、若鶏のはちきれる肉質が溢れんばかりに主張している。
漲る肉質のキメ細かな上質さが旨みを表出している。
アツアツの鶏肉を噛む感触が無限の旨みを滲み出させしみ渡る満足感。
鳥とは油っこくなくさっぱりしていて食べやすく余韻が爽快である。
カリカリと衣が音を立てて弾け、鶏の肉質がふんわりジューシーでまろやかです。
完全なる二重奏で美味しい対位法を完全無欠に奏でる。
この味をしっかりと噛みしめた後に、白い湯気が立つアッツアッツの白いご飯を頂く喜びの時間。
白いご飯とから揚げの絶妙な相性の良さで、二つの味がうまく絡み合う奇蹟。
美味しい豊穣の合体に食欲は増進されていく。
その後はシャキシャキとした新鮮なサラダを頂き、透き通る爽快さにうっとりする。
から揚げの肉を食べてから、新しく水々しいキャベツの絶妙な澄み渡る気持ちよさ。
中和して味覚をニュートラルに戻させ、完全な調和の時間を迎える美味しいキャベツがここに存在して、味わい深い余韻を教えられる。
から揚げとご飯とキャベツが三位一体となって味覚の究極の調和を達成する。
そしてその後のキンキンに冷えたビールを頂く時、頭が真っ白になり陶酔してほのかな喜びを味わう。
プハーッと爽快な泡に埋もれ、美味しい味覚に痺れしばし喜びの内に佇む私は幸せです。
ビールの冷えた完全無欠な旨みにとろけた後に、アッツアツのから揚げをほくほくしながら頂く。
旨みのエキスが満たされジューシーなコクを一杯に感じて幸せに忘我する。
肉がはちきれて、コリッといい食感で漲る肉汁が溢れてくる。そして余韻が完全な遠い彼方へと旨みの中に溶けていく。
から揚げの表面にスパイスされた塩こしょうの絶妙な風味が引き立つ別世界。
この旨みの中に喜びを謳歌する爽快さ。あー生きている。
そして白いほっくほくのご飯を頂き、全ての旨みが一つになる時、悟りを開くのです。
この喜びの頂点でビールをかけこみ絶頂の白い泡を昇らせる無我の境地。
凄絶な感動を感じて、生きる喜びとはここにあると確信するのです。
あーから揚げがあるから生きていけると思う。

から揚げ

から揚げ

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-11-07

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