立ち食いうどん
立ち食いうどんに通い詰める日々に万歳。
立ち食いうどんに行くと、いつも暖かい眼差しの中年の男が迎えてくれた。
でかい釜には熱く白い湯気をたててうどんが茹で上がっている。
器に出汁を入れて、茹で上がった熱いうどんを丁寧に盛り付けてくれる。
緑色のしゃきしゃきとしたネギを添え天ぷらを乗せて、私に手で渡してくれる。
白い湯気が立ち濃厚な出汁が深みを増して、うどんが生々しく白い際立った色彩を発している。
その上にサクサクの天ぷらが乗せられて、美しい黄色で輝いて泳いでいる。
新鮮な緑色のネギがしゃきしゃきと浮かび美味な味付けをしている。
箸で麺をつかみ口元へもってくると、熱い湯気に蒸された風味豊かな余韻が際立ち食欲をそそる。
醤油と鰹節が効いた濃厚でニュアンス豊かな風味がほのかに漂ってくる。
この美味しい予感を浴びながら麺をすする。
柔らかく熱く優しい食感でなめらかに口腔内を流れてくる。
つるつると音を立てて、しゃきっと弾力性のある歯ごたえで抜群の噛み応えを満喫する。
柔らかい透き通る水々しい弾力性を丹念に味わう。
喉に流しこむと、無限の爽やかな風味の余韻が立ちこめてくる。
そして出汁を一気に口に含ませると、甘く美味い醤油の効いた風味豊かな無限のニュアンスが立ち上がる。
味が立って優しい人情のスープに、心の底から癒やされ全身を委ねる。
あー美味しい。
また麺を口に入れてつるつると流し込むと、若々しく生き生きと弾ける麺のしゃきしゃき感が心躍らせる。
体の芯から温まり、全ての麺の感触が優しく私をいたわってくれる。
麺に出汁が沁みて風味豊かな味覚を立たせる。
それでいてスムーズにあっさりとしたコクでつるつると食べやすく上品。
口腔内が温かくほんわかして、喉に流すと究極の旨みのオアシスとなる。
出汁の旨みが際立ちすっきりしている。
喉が旨みで満たされて熱くなっていく感覚が大好きです。
その上に乗った天ぷらをサクサクと頬張る抜群の快感。サクッサクッと良い音を立てて歯切れ良く噛む喜び。
噛むとエビの天ぷらの旨みがぎゅっと沁み出てくる。エビから甘みが吹き出し、ぷりっと弾ける得も言われぬ感触。
サクサクとした歯の感触を噛みしめて、うどんをつるつると音を立てて噛みほぐす。
全ての旨みが三位一体で混ざり合った極上の旨い味覚が降誕する。
口の中で噛んで、全ての素材の味を感じ尽くす。
噛めば噛むほど全ての素材が美味しい。
そして喉に流し込む快感は満足のクライマックス。
はーと声を出して食べ終わった忘我の嬉しさに生きてて良かった。
この喜びの為に生きているのだと納得するのです。
立ち食いうどん