CD

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CDを聞く事の意識について考えてみます。
時代を超えるCDという音楽媒体の素晴らしさ。時代を経て規格が残り続ける技術の高さに驚くのです。
CDを店で買い家に持ち帰って聞く喜び。
CDのクリアフィルムを剥がして真っさらな感触のCDケースを開けると、新しい夢の音楽が待っている。
憧れていたCDを手に取って、再生装置に設置する時の何とも言えない期待感。
憧れていたアーティストの音楽をこれから実際聞ける神妙な心持ち。
宇宙の扉を開けて初めて耳にする究極の音楽。
この一連の動作が聴衆をうきうきわくわくさせるのです。

店でCDを手に取り選ぶ行為に欲求の認識を再確認する。
本当に欲しかったアーティストの音楽を想像して、手に取って自分のものにした時の夢が叶った喜び。
嬉しい気持ちを携えて大事にバッグにしまうときめき。
そして家に帰りそのCDを手に取って眺める。ライナーノーツの歌詞やアーティストの写真、解説文を鑑賞していく。
面白がり踊る気持ちのままに、CDから音楽が流れていく。
音楽が流れた時、空間に響き渡る歌手との対面。
嬉しい感情がさざめき音の波が無限に広がり伝えていく。
無我夢中で没頭する音との親しみに溢れる聴体験。
自分の中の新しい自分を覚醒し呼び起こされる喜びの本能。
全く知らなかった音楽の波が初めて耳で感じる美しさ。
意識が蘇り新しい心が生まれていく。
そして聞きながら音量やイコライザーを変えて、音色を自分好みに仕立て上げる面白さ。
音楽を聴くと、様々な心の動きを想起され生命活動を充実させていく。
歌詞に目をやり実際の歌声と比べ、うわー凄いなあと歌い方の巧さに感服する。
歌詞とそのアーティストの顔を見つめながら、創られた世界へとリズムに乗って躍り出ていく。
この手に取って見て聞いての作業が、物凄く面白い興奮を伴い覚醒させる。
アナログ的な動作が、とても人間的な自然さでストレス無く没頭できる。
あー音楽っていいなあと心よりそう思えるのです。
CDを買って聞くまでの手間の掛かる動作によって、刺激され興味を持たされ意識が高まっていく。
やはり面倒な事には、人間に必要とされる一番の真理があるのです。
そしてCDを聞き終えた後の陶然とした満足感と共に、ケースへとCDを戻す作業で完結するカタルシス。
人間のCDを聞く作業は、文明の進化と内なる意識に革命をもたらせたのです。
自分自身と奥深くで邂逅するCDの音響の神秘さ。
CDを聞くとは、手間を掛けて手にして聞く分、中味のある充実した聴体験として自分の財産になるのです。
楽して音楽を聞くのもそれでいいが、店頭で選んで買って手に取って、家で期待感を共に聞くという作業は喜びが何倍にもなるのです。
全ては喜びの為なのです。
CDで音楽を聴く事であー良かったなあと感動します。

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-09-18

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