天丼
天丼を頂く時の喜びは格別である。
あっつあつのご飯の上に、カラッとサクッと揚げられた天ぷらが乗っている。
エビがサクサクの衣を纏いカラッと揚げられ油でしっとりと濡れている。
エビを口の中に入れて噛むとぷりっと歯ごたえがあり、弾ける身からしゅわっと旨みの成分が滲み出てくる。
絶妙なエビの汁が滲み出て旨みが滴る生命の凝縮。
噛めば噛むほどにエビの身がぷりっぷりっと弾け、しゃきしゃきと音を立てて溢れ出す旨みのエッセンシャル。
サクサクとした衣が絶妙にエビと溶け合い、そこに天つゆの香ばしい汁が絡み合う旨みのマリアージュ。
本流となってエビが柔らかく、ぷちっと弾けて溶けて旨みを描き出す精妙さが何とも言えない喜びである。
衣とエビが混ざり合い、歯ごたえが良く溶け合い旨みとなって喉を通っていく。
旨みの神髄が通っていく喜びの嚥下に、満足感を与えるのです。
次はナスの揚げたてを頂く。
ナスの実がじゅわっと破れ流れ込む汁の美味しさ。
旬のナスが生き生きと躍動する身の豊かさを口一杯に感じる至福。
ナスから汁が流れ感じ尽くす風味の豊かさ。
ナスの旨みを雄弁に語るしゃきしゃきとした食感。
ナスの柔らかな実がとろけて甘く纏わりつく。独特なしめやかさで、ナスの味が引き立って新鮮なエキスを解き放つ。
かぼちゃはさくさくと柔らかく甘みが濃厚に引き立つ上質な味わい。
かぼちゃの甘さに包まれてほくほくとして味わう嬉しさ。
甘さをしっかりと感じて噛めば噛むほどに引き出されていく不思議な感触。
甘い感触で身が快感に酔い知れていく。
それからししとうを頂くと、神妙なほろ苦さがあり、その中に甘みが沁み渡っている。
カリカリと噛めば少し辛さも混じりあう。
その全てが旨みとなって押し寄せ渾然一体に凝縮され溶けていく。またこりっとした歯ごたえが気持ちいい。
れんこんのサクッと揚げられシャキシャキとした歯ごたえに感動する。
繊維質の堅さがシャキシャキと音を立てて、旨みの成分を引き立てている。
れんこんの独特の風味が突き抜けていく爽やかさ。
具材達と共にほっくほくの湯気を立てて炊き上げられた白いご飯を頂く。
天ぷらの具材は全てが白いご飯と絶妙にあって、溶け合い旨みの成分が増幅されていく。
ご飯の甘みと、具材の甘みが見事に絡み合い、究極の合体を果たして溶けていく。
究極の相性の良さを発揮する奇蹟のコラボレーション。
旨い、旨い、旨い。
そして天ぷらのエビを頬張るとぷちっぷちっと音を立てて、旨みのエキスがご飯と絶妙に溶け合っていく。
その上から天つゆが甘さを後押しして増幅していく、極限の旨みの世界。
ご飯が進み食欲が増進されていく。
この不思議な具材とご飯との相性の良さが、全てを主張して融合し一つのクライマックスへと迎えるのです。
全てが美味しく融合し合う凄さに感心する。
全てが報われたご褒美がここにあります。
天丼