原付バイク
私の人生は原付バイクと共に走り抜けた。
青春は原付バイクで様々な場所に行くのです。
現代の原付バイクの性能は凄いです。
走り始めてからスピードが上がり始める時の静謐さに感動する。
加速してスピードが上がる際のとてつもなくスムーズな乗り心地感の奇蹟。
パワーが押し上げてスムーズに50キロまで速度を上げる気持ちよさ。
運転のし心地が非常に安定しており快感を体全体に感じ心が高揚します。
シートのクッションに張りがあり、お尻全体をなめらかに支えて前々へと突き進む。
右手でアクセルを回すとエンジンの軽やかな音が響き渡る。
手で絶妙な角度で精緻なエンジン駆動を調節できる細心のスロットル制御。
右手に伝わるエンジンが回転するヴィブラートが生命の脈動を表現する。
生きたエンジンが唸りを上げて徐々にスピードを上げて回転数を増やしていく。
ぶーんと音を発振させ、高周波の勢いのある軽妙で洒落たエンジンが機動する制御的振動。
50ccの排気量の絶妙なパワーが若々しく軽やかな機動性を発揮する。
フレキシブルで適格に反応し軽々しくバイクが推進する制御系の魅惑。
初速がとてもしっかりと立ち上がり車体を縦横無尽に操れる喜び。
そしてスピードをテンポ良く快活に上げていくミラクルなポテンシャル。
原付エンジンを開発した人間は、この回転数を上げていく凄絶な快感を計画していたのでしょう。
制御系が本当にスムーズでとらわれるものが無く回転数を上げていく精密な機構。
精緻で完全な回転を制御する原付エンジンに、究極の創造物の奇蹟を感じる。
低回転から徐々に高回転へと上げていくエンジン機動の夢見る麗しき時間。
高回転に上げるにつれてエンジン音が甲高くなり、音圧が密の塊で貫いて唸り声を出す美しさ。
凄絶な心地よさが全身の血管を駆け巡る。
風を切り疾走する美しい夢の薄れていく意識は、地を離れて空を飛んでいるような浮遊感。
体の浮遊感で右手のアクセルスロットルを押し上げて、周りの風景が鮮やかに流れて行く清らかな人生。
風を感じ景色が憧憬へと朧げに流れるバイクの上にまたがる何とも言えない安心感。
振動を巧みに吸収するサスペンションの優秀さ。
気持ちを癒やすシート上の安定性に、夢の中で一人想いに耽る。
そして右手でスロットルを微妙に制御する美しき内なる秘密。
カーブに差し掛かるとハンドルを切って車体を傾けて駆け抜けていく。
意図した通りに曲がっていく才能の赴くままの自然な感覚。
何も考えないで負担無く自然に曲がっていく美しい内なる肉体感覚。
どんな道でもバイクがおのずと曲がって駆け抜ける安心感。
安心の行く果ては未来の明るい夢の光が待っている。
カーブを抜けた先に青い海と空を見晴るかす生命の母胎。
開ける新しい自分の未来。
バイクに乗って走り抜ける未来。
それは青春。青い若気の迸り。
バイクのエンジンがある限り人生を前々へと明るく進んでいける。
直線とカーブをいとも簡単に思い通りに走り抜けていける脳内アドレナリン。
目的の場所がある。そこは喜びです。
原付バイク