『やさしいまたたき。』

きみはともだち。1

「いつか芽が出るよ。
また生まれておいで。」


「あとで会おう。」


「朝ごはんを簡単にでも作ると満足感があって素敵。
1日が始まるけど、この1日は世界中の誰にでも始まるものではない。
それが、きみが生きているという不思議。」


「8割は気にしなくていい。
2割のために生きてみたら。」


「よくがんばったね。」


「わすれものにきをつけて、むりをしないでね。」


「来週はゆっくりいこう。」


「ちょっとくらいしあわせだって、誰も困らない。
わらってみたら。」


「したたかであれ。いろいろとべんりだから。」


「あなたがきらいなものは、ずっときらいなままでも、さしてこまらないとおもう。
だっていきがすえるもの。」

『やさしいまたたき。』

『やさしいまたたき。』

人さし指は水色。睫毛は薄赤色。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-08-06

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