『貝がらの鞄。』

手放して良いものは鞄の中身。1

繰り返しの合図。

ずっとその場に居続ける時間。

誰かの車に乗ること。

箱庭のなかで踊ること。

強制された男性らしさ、女性らしさ。

他者のありがとうをすなおにうけとれないひとびと。

夢。

対向車の行先。

怯えた先生。

消費期限が過ぎた感情の古さ。

『貝がらの鞄。』

『貝がらの鞄。』

手のひらからとびたつ。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-08-06

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