【試し読み】水籠の双魚(中)【イベント期間限定】

【試し読み】水籠の双魚(中)【イベント期間限定】

【あらすじ】
土井純南(どいじゅんな)は幼馴染の塚森健治(つかもりけんじ)と恋人同士になり、故郷から遠く離れた地で彼と二人で暮らし始めた
日々体を求め合う二人は甘い生活に溺れていく

【作品について】
現在作成中の同人誌を一部掲載しています
まだできていないため試し読みと完成品とで文が違うかもしれません。ご了承ください

※当サークルについてはCi-en参照
夕ぐれ灯
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 膣口を肉棒で撫でられる気持ち良さは勿論知っているが、

立ったまま肉棒を擦り付けるなんて初めてだ。滑らないよう気を付けながら肉棒を擦らせるドキドキ感、緊張して感じられるか不安だったが、良い刺激となってこんなにうっとりするなんて思わなかった。
「もっとする?」
 蕩けていく純南を穏やかな目で見ている健治は一度射精したから絶頂まで余裕があるのだろう。まだ純南の要望に応えたいようだ。
「うん。次は……後ろから、したい……」
 割れ目を擦られる肉棒の硬さが頭から離れないが、純南の体は預けていた健治の体から離れて後ろの壁に手を付いて背を向ける。
「……後ろってあんましないよな」
「そうね。でも今日は特別だから。……いっぱいすりすりしたら――、後で挿入(いれ)て?」
「……分かった」
 純南のお願いを聞いた健治は、純南の肉厚の尻を再び掴んだ。
 後ろからでも秘部が見えるように尻の肉が広げられる。
 後ろのそこは、他の人には決して見られたくない部分。最初は恥ずかしくて二人で遠慮し合っていた後ろからの体位だが、互いの心も体も隅々まで知って愛し合っているから、もう見られるだけなら嫌ではない。
「んっ……」
 広げられた尻の割れ目に熱を帯びた肉棒が添えられ、ぴとっと肌に付く。その様子を想像して可愛いと思ったところで、肉棒が尻の肉に挟まれながらずりっと擦り付けられる。
「ひゃあっ!」
 前まで一気にぬるんと割れ目の上を突き進んだ肉棒に驚く。驚いた純南に隙を与えず、健治は己の肉棒を純南の股肉に一度前後にゆっくり滑らせる。
「あぁッ……!」
 そして動きを止め、純南の髪を撫でながら甘えた声で言った。
「さっきみたいに……自分で気持ち良いところ、探してみて?」
「はあ……、はっ、健ちゃんは、すりすりしないでいいの……?」
「純ちゃんの気持ち良くなってるのが見たい……」
「っ、うんっ……!」
 健治に言われるがまま肉棒に秘部を擦り付け、性器に張り巡らされた触覚を働かせる。
 後ろからという状況に想像力も働く。
 小さく、細かく動いてみた。陰唇が肉棒を包むように挟みながら健治の肉棒を舐め、ぬるぬると行き来する肉棒を欲して、決して届かない膣内から涎のように愛液が垂れて肉棒を濡らしている。――体が早く欲しいと言っているが、割れ目の谷間に横たわって純南の淫乱具合を確かめている肉棒に、もっと乱れた姿を魅せてあげないといけない。
 細かく、小さく擦り付けるのは想像では気持ち良いがまだ温く、物足りなさを覚え、『もっと』を求めて角度を変えて擦ると肉棒が陰唇の端に引っ掛かり、亀頭が陰唇の中へ浅く、少しだけ挿入り掛けた。
「ッ!」
 挿入する気なく擦っていたところ思わぬ悦びに驚く。
 膣口が亀頭とキスをしたまま葛藤に苛まれる。
 このままうっかり挿入ってしまった体で腰を打ち付けてもらおうかと、目先の快楽を欲する自分がいる。
 健治もきっと、膣口に挿入り掛けている己の肉棒を沈めるか悩んでいるだろう。
 しかし、まだ駄目だ。
 欲しいが、まだ擦って、まだ焦らし合って楽しみたい。
 小さな陰唇の端に突っ掛かった肉棒からそっと腰を浮かせ、陰唇の谷間に亀頭を挟ませる。
 上体を起こしたままでは、いつか膣内に肉棒が挿入ってしまう。
 欲しいが挿入らないように、少しずつ尻を突き出して上体を前に倒していく。
 少しずつ、肉棒を挟む角度が変わり、純南の体が健治から離れていく毎に、肉棒が陰唇を擦りながら恥丘へ少しずつ近付いていく。
 ゆっくり滑っていく肉棒が、じっとり淫らな女の肉を舐めながら、純南の秘部を前進していく。
(あっ……、駄目っ……! このまま、いった、ら……!)
 「駄目」と思ってはいるが、「駄目」な部分へと肉棒を導くように尻を突き出していくのがやめられない。
「はあ、はあっ、はあ……」
 しなくてもいい緊張が走り、陰唇が肉棒をじっとり舐め取っていく内に「駄目」な部分へと肉棒の先が近付いていく。
 もうすぐそこまで来たとき、乱れに乱れて腰を振る自分の姿が思い浮かび、恐れを生して届く前に直前で引いてしまい、僅かに固まって動きを止める。
 感じた。
 肉棒の先が、「駄目」な部分を見えない糸で捉えたのを――。
「はっ……はっ……」
 健治とのセックスで壊れるくらい乱れたことは何度もあるのに、どうして引いてしまったのか分からない。
 しかし、肉棒は待っている。
 純南自身で「駄目」なところに己を宛がわせることを――。
「はっ……」
 肉棒の無言の圧力が、純南に決心させる。
 どうなってしまうのか危険な好奇心に導かれ、陰唇は肉棒を、愛液を垂れ流しながら竿を渡り、唇をエラに捲り上げられて引っ掛かっても進み、そして遂に――肉棒の先、亀頭が「そこに」辿り着いた。
 手前で止まってしまうも、意を決して「駄目」な部分へと突き進んだ。
「……んあぁっ!」
 亀頭が触れた瞬間、悲鳴を上げた。
 静かに待っていた肉棒に、「駄目」な部分――肉芽が出合い頭に突かれる。
「…………ッ!」
 ゆっくりした速度で弾力のある硬さの亀頭が肉芽を抉るように付き、気持ち良さよりも「当たってしまった」という待ちわびた罪悪感に興奮を覚えた。
「はあ、はあ……」
 「駄目」なのに、肉芽を離して今度は少し速く、また肉芽に亀頭を当てる。
 また引いて、当てる。
 次はまた少し速く、擦り逃げて、押し当てる。
 少しずつ速く、肉芽が亀頭に突かれる感覚が少しずつ短く、そして止まらなくなる。
 亀頭を肉芽に押し当てたくて腰を振り、夢中になっていく。
 膣口に引っ掛かる回数も増え、欲に流されて挿入しそうになる。
 それでも肉芽目掛けて肉棒を滑らせ、亀頭が肉芽を突き上げるように押しやる強引さに体をびくつかせる。
「あっ、あっ、ぁっ、ぁぁああ……っ! あッ、ああっ! ああっ! ああぁっ!」
 純南が乱れ始めたので集中して快感を貪らせるためか、健治が腕を持って支えてくれたので、その厚意に甘えるように腰を動す。
 バスルームに嬌声と愛液が混ざり合う音を響かせながら、ただ肉芽を肉棒で突くのも気持ち良いが、亀頭の上でぐにぐに転がすと体が反応してあらぬ方へ悩ましく跳ねてしまうことに気付いた。新しい快感を知るや否や、秘部で亀頭を愛撫するように肉芽を押し付け、愛液を肉棒へ塗りたくるように執拗に擦り付ける。
「はああっ! はあッ! あああっ!」
 純南の耳元で囁いた。
「……どんな感じ?」
 吐息に擽られた耳に健治の舌が侵入し、じゅる、くちゅと音を立てて耳穴を溝に沿って探る。
「あぁっ……! あっ、うんっ、お、ちんちんっ、ああぁっ……! あっ、大事な……っところに、おちんちんの、頭が、引っ掛かって……っ! んぁあっ! 引っ掛かって……、でも、挿入らなくて……、そのままっ……! あぁああッ! 前に……っ! 前のっ、きもちいぃところにっ……!」
 じゅる、じゅる、耳への愛撫と、ぬちゅ、ぬちゅと肉芽への刺激に頭が揺れる。
「あぁっ、きもちぃ……っ! ああっ、あッ、気持ち良いところに……っ、健ちゃんのっ……あぁぁぁぁ……、おちんちんのっ、先がぁ……っ」
「ああ……、ここ?」
 健治はしらばっくれた物言いで、純南を支えながら秘部へ手を伸ばし、敏感になっている肉芽を指でつんと触れた。
「ひぁあああんんっ!」
 一際大きな嬌声を上げる純南を面白がり、健治がふふっと鼻で笑う。
「純ちゃんの……好きなとこだよね。……ここ」
 純南の弱点を知り尽くしている健治は余裕そうにふっと笑うと、手を純南の腰に当てて動けなくし、今度は自分で腰を使って肉芽まで男の欲望を滑らせた。
 それまで純南の好きなように動いていたが、男の力を使って陰唇と肉芽を擦り上げられる。
 勃起して反り返った肉棒が、陰唇を捲り上げそうな勢いで襲ってくる。
 大人しく純南にされるがままだった亀頭が意思を持ち、明確に純南をイかせてやろうと肉芽に向かって襲ってくる。
「んああああぁぁッ! っ! けんちゃ……んんっ! まだっ見てて、くれないのっ……!? はあぁんッ!」
「ごめん……。純ちゃんが、エロくてっ……、無理……っ」
「あぁぁぁっ……! そこっ! そこっ気持ちいぃ、ずりゅずりゅいって……っ! あぁああッ! もっと……、もっとしてっ!」
「ふふっ、甘えて……、可愛い……」
 健治の舌に弄ばれて湿った耳に吐息交じりの低音が囁く。健治の腰は止まらず、それどころか純南の小さく勃起した弱いところに亀頭が当たる速度が上がっていった。
「ああっ! あんっ! はくッ……ああぁああッ!」
 割れ目に亀頭が挿入りそうになりながら何度も抉り去って行き、閉じた脚の間から硬い肉棒が何度も顔を覗かせては張り出したエラで敏感な肉芽を何度も擦っていく。
 溢れ出てくる愛液を攫い、速く突いているためバスルームにぬちゃぬちゃぬちゃぬちゃといやらしい粘着を感じる水音が途切れることなく鳴り響き、聴覚が愛欲の音色に侵されて頭が益々熱くなってくる。
「ああぁっ、あっあっあっ! 健ちゃん……ッ! んんっ、んっ、んんんッッ! あぁイっちゃうううう!」
「ああっ……、俺も……っ! ああぁっ、あっ…………! ぁあ射精()る……ッ!」
「イク……、イクっ! ああぁぁっ!」
 繰り返される摩擦と快感で、すっかり赤く隆起した肉芽が痺れてきたと思ったら一瞬、即座に絶頂へと達した。純南がイったと同時に、肉芽に最後の一突き喰らわせた肉棒から性液が勢いよく飛び出し、バスルームの壁に付着した。

~試し読みここまで~

【試し読み】水籠の双魚(中)【イベント期間限定】

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幼馴染男女の恋愛本 青年誌のようなストーリーが付いた成人女性向けラノベです

  • 小説
  • 短編
  • 恋愛
  • 成人向け
  • 強い性的表現
更新日
登録日
2025-05-11

Copyrighted
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