『はらぺこあおむし』から感じるメッセージ
世界で最も読まれている絵本。
大人になった今、改めて読み返してみると、
今を生きる現在地のマップのように、生きるヒントを教えてくれたり、これまで生きてきた足跡を辿っているように感じる。
第1回目の今回は『はらぺこあおむし』について深掘りしていきます。
『はらぺこあおむし』から見える軌跡

①【ちっぽけなあおむしが生まれて、色々な食べ物をどんどん食べ進めて行くシーン】から感じ取れたこと
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自分がちっぽけな存在に思えて、自信を無くして途中で諦めたくなった時、「まだこんなに道はある…もう無理」と思った時こそ、
先を見過ぎずに、目の前の「自分の出来ること」に一点集中していけば、一歩ずつ確実に前へ進んで成長していけるということ。
②【はらぺこあおむしは小さいフルーツから段々と大きな食べ物を食べていくシーン】から感じ取れたこと
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「自分の出来ること」に一点集中して努力を続けていけば、いつしか「出来ること」も増えてきて、「やりたいこと」が徐々に見えてくるということ。
③【はらぺこあおむしが食べ過ぎてお腹を壊すシーン】から感じ取れたこと
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「やりたいこと」と「出来ること」だけだと上手く行かずに壁にぶつかる時が来るということ。
④【はらぺこあおむしは緑の葉を食べてお腹の具合が良くなったシーン】から感じ取れたこと
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行動したら一度立ち止まり、よく振り返って、「なぜ上手く行かなかったのか」や「なぜ上手く行ってるのか」と、「不調時」と「好調時」の原因を自分の感情は一度置いて客観的に分析して追究することが大切ということ。
「好調」の裏には「好調」の要因が、「不調」の裏には「不調」の要因が存在する。
その要因の存在をそのままにせずに、追究していくと自己理解が深まっていく。
自己理解が深まるまでは大変で苦痛も伴うが、深まっていけばいくほど、辛くなるのではなく、むしろ楽になる。
登山で例えると、山を登っていけば行くほど、そこには素晴らしい景色が待っているのと同じように、自分を知れば知るほど、自分で自分を助けることができて、尚且つ、人のことも助けることができる。
自分をよく知っていないと人のことも本当の意味で助けたり理解することは難しいもの。
また、感情に振り回されないように、自己コントロール感覚を身につけることが大切であるということ。
最後に、
すぐに結果を求めず、焦らずゆっくりと続けていけば、自ずと道は開けていくということ。
⑤【ちっぽけだったはらぺこあおむしが大きくなってサナギになるシーン】から感じ取れたこと
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「出来ること」と「やりたいこと」だけではなく、「自分は今何を求められているか」、「目の前にいる人のために自分は何ができるか」という視点を持つことの大切さ。
要するに、「求められていること」の中で、「自分のやりたいこと」と「自分が出来ること」をバランス良く追究して考え続けることが大切ということ。
⑥【最後に蝶になるシーン】から感じ取れたこと
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努力を続けていけば、いつか花が開く時が来るということ。
そして、多くの人を支えることができるということ。
すると、「目の前のこと」から「先のこと」まで、視野広く客観視できてくる。
人は誰しも無限の可能性があって、1人1人大切で素晴らしい個性があるということ。
2025年4月24日(木)
『はらぺこあおむし』から感じるメッセージ
絵本及び本は、大人になった今でこそ、誰も教えてくれない本当に大切なことを教えてくれる強い味方だと私は日々感じております。
本は、自分自身の中にある引っかかりや悩みなどの解決の糸口になるオアシス的な存在。
「素直に学ぶ姿勢」と「初心の心」、そして「心のゆとり」があってこそ、人は成長し続けることができると私は日々実感している今日。
最後までお読みいただきありがとうございました。
感謝